「終活」としての不動産整理

☆「終活」の一部である「不動産の整理」について考えてみませんか?

「就活」「婚活」「妊活」などという言葉と共に、「終活」という言葉もよく目にするようになりました。
いわゆる自分の死後、子供達や配偶者に面倒を残さないように、生きているうちに諸々整理しておく事です。

世は高齢化社会ですから、まだまだシニア世代の方々にも元気で長生きしていただきたいのですが、いつかは
誰かがやらなければいけない事ですので、あえて今考えてみましょう。

「そんなのまだ早い!」と思われる方も多いでしょう。不謹慎なテーマである事も承知しています。
しかしあえて不謹慎なテーマに触れさせていただきたいと思います。

それは、処分がなかなか出来ず増え続ける「空家問題」を業務上目の当たりにしているからです。

1 不動産は文字通りなかなか動かない

  バブルの頃は「借金してでも不動産を買え」「持っていれば資産になる」という価値観でしたし、実際そうでした。
  売ろうと思えば右から左に動かす事も可能だったでしょう。
  また、その価格も右肩上がりに上がっていきました。

  しかし今はどうでしょう?

  価格は花巻あたりでも良くて横ばい、通常はかなり安くてもなかなか買い手がつきません。
  所有しているだけで固定資産税はかかり、維持管理にもお金がかかる。
  使われない不動産は「資産」ではなく、もはや「負債」と言っても過言ではありません。

  ましてや「現金化」するにも時間や手間がかかります。

2 相続人が複数になる場合の扱いはこうなる

  だれか一人にある不動産を相続させるのであればいいのですが、それにしても他の相続人には
  不公平感が残ります。

  もし不動産を公平に相続させようとすれば、「共有」という形になると思います。
  Aさん、Bさん、Cさんがそれぞれ3分の1、というようなものです。

  これは一見一番良いようですが、実は一番大変です。

  売却する場合、全員が売却の意思がなければ手続きが出来ませんし、手続きも全員でやらなければ
  なりません。相続人の住所が遠方だったりすると、なかなか大変です。

3 使わない事が明らかな不動産は処分して「現金化」

  前述したように、不動産を分けるのは大変ですが、現金化しておけば分けるのは簡単です。
  売却するにも時間が必要ですので、明らかに使わない不動産は売却して現金化する事をお勧めします。

4 持家から賃貸へも選択肢の一つ

  現在、空家バンク等に登録されている空家物件などは、親が亡くなって相続したはいいが、相続人である
  子供達が遠方に居を構えていて使用しない、というような物件がほとんどです。

  ケースバイケースですが、現在の持家を売却して賃貸に移る、あるいは施設に入る、というのも
  選択肢のひとつではあります。
  高齢者専用のマンションなどもあり、倒れてしまった場合のセキュリティや設備等充実しています。
  手狭にはなりますが、雪かき、草取り等の手間がなく、掃除も楽で設備も良く快適ですから、
  古い広い家にいるよりも良かったという入居者様が多いです。

  実際決断はなかなか難しいと思いますが、あくまで選択肢の一つという事で挙げてみました。

5 最後に

  遠方の不動産を相続し、売却し、中の荷物を片付けて引き渡すというのはかなり大変な作業です。
  不動産関連のお仕事をしている方でなければ、どのように話を進めていいかも分からず戸惑う事でしょう。
  今回のテーマは、貴方様が「次世代に出来るだけ負担をかけない一つの方法」でした。

もし気になるようでしたらお気軽にご相談ください。